昭和63年に開業し、平成・令和にわたって業務を続けてこられましたことを心より感謝いたします。
それには国内・海外各産地の優れた荷主様と産地の状況をよく理解し、それを上手く利用してくださるお客様に恵まれ、
どちら様にも喜んでいただける業務を誠心誠意求めてきた結果と信じております。
創業以来感じておりましたことですが、例えば調理人がその産地ではシーズンオフの材料をメニューに加えることを望んだり、また生産地では消費者の望む『サイズ感』への対応不足など、生産者・消費者ともに認識のギャップが生じているのが現状です。
徐々に安かろう・悪かろうの風潮が廃除され、本物が正当に評価される時代になり、私どもは双方に対して更に風通しを円滑にし、旬の水産物を上質そして適正な価格で魅力あるメニュー考案のお手伝いをさせていただきたく存じます。
また日本国内におきましては、これらのことが過疎化などの後継者不足で日本の天然水産物の漁獲量が低下していく傾向に歯止めをかけ、生産地の若い世代の人々が地元産業に誇りをもち、継承されることにつながれば幸いに存じます。
ケーシー食品株式会社 代表取締役 久保 歓也